長南町にお住まいのF様よりeKワゴンのご入庫です。工場のご近所にお住まいでとてもお車を大切に乗られてるお客様です。
なんとこのお車、走行距離が20万㎞オーバーにも関わらず、特段大きなトラブルや故障なくピンピンしております。
日頃のメンテナンスが大切だと改めて教えてくれる一台です。
今回は「エアコンの効きがいまいち」とのご相談でご来店です。
ここ数日は同じ内容のご相談が急増中!
当店に相談前に某全国チェーンカーコーナーで同じ相談をし、何かしらの作業をしてもらったそうですが改善されず当店に相談という流れだそうです。(伝票紛失で作業内容不明)
いつもご相談ありがとうございます。
時は2022年7月2日
関東地方は異例の速さで梅雨明けし、連日突然の猛暑となりました。
ですので“外気温が暑すぎてエアコンの効きが悪くなる”という可能性もありますので、じっくりお話を聴くところからスタートです。
詳しくお話を聴いたうえでエアコン吹き出し口の温度を測ると約20℃!
確かにこれは高過ぎます。
次にマニーホールドゲージをつないで低圧高圧の冷媒圧力を測定してみたところ、低圧、高圧ともに圧力が高すぎることが分かりました。
この圧力は高すぎても低すぎてもいけません。
低圧と高圧の関係も高圧に対して低圧が少し高めなのでコンプレッサー自体の劣化も考えられます。
冷媒ガスのオーバーチャージとコンプレッサーの劣化による能力低下いう冷えを悪くする要素が見つかりました。
エアコン不調の場合原因と考えらえる箇所が多岐に渡るため、なかなか判断が難しのが正直なところです。
他に考えられる原因や、年式、走行距離から考えるとおススメはリビルトコンプレッサーへの交換など、色々とお話をした結果、今回は一旦「冷媒ガスを入れ直して様子を見る」ということになりました。
ということで、キッチリ真空引きをして、リークテストの後、規定量の冷媒ガスをチャージして作業は終了となります。
作業後の吹き出し口の温度は風量全開で15℃程度になったので一定の効果はありました。
しかしコンプレッサー自体の能力低下も否めない結果です。
お客様は「今回ひとまずはこれで様子を見て近いうちにコンプレッサー交換も考える」との判断でした。
リビルトコンプレッサーへの交換のお見積りを作成し今回の作業は終了です。
今回の費用詳細
部品代 :4,000円(冷媒ガス)
作業工賃 :2,000円
消費税:600円
合計 : 6,600円
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