お世話になっております!
千葉県長生郡長南町、田舎の山奥で日々元気に営業中のJust in Supportです。
当店のカワイイ代車のアルトラパンです。
走行距離17万キロオーバーですが日々お客様の足代わりとなり頑張ってくれています!
今回、以前から気になっていた部分を修理していきたいと思います。
実はたまに車両の調子を確認するために店主も乗るのですが、まだ寒い時期に水温のコールドランプが消えるのが若干遅いのが気になっていました。
「こんなもの言えばこんなもの」という感じで、ヒーターが効かないとか明らかな症状があったわけではないんです。代車として貸し出していてクレームを受けたこともないですし。
「サーモが怪しいよな~」なんて考えてるうちに季節は夏となり、全く問題なく走ってくれてるラパン君。
しかしやはりランプが消えるタイミングが若干遅い気が…
お客様に貸し出し中に不具合が出たら事なので、このタイミングでサーモスタット交換をすることにしました。
さぁ、果たして私の気のせいなのか、サーモに不具合はあるのか…
まずはサーもスタットの居場所を確認。エアクリーナーボックスが邪魔になるので外していきます。
エアクリーナーボックスがどいたらサーモスタットケースが見えてきました。
この型のラパンは作業はしやすい部類ですね!
もっと新しい型のラパンのCVT搭載車だと配管が邪魔でボルトが外せなく、そのボルトを外すためにはあちこち分解しなきゃならない事もあるようでw
作業は順調に進みサーモスタットが見えてきました。
取り外した物と新品を比較してみます。
写真じゃちょっと分かりにくいのですが、使用品はクーラントの通路のパッキンみたいな部分が変形していました。
ドライバーでつついてみるとボロボロと崩れてきましたwもう限界を超えていたようです(;^_^A
【DIYでのワンポイント】
サーモスタットにはジグルバルブという穴が開いています。取り付ける時はこのジグルバルブの位置が決まっているので注意しましょう。
ケースに合わせ位置のポッチがある場合もあります。ない場合は要領書で確認が一番ですね。
多くの場合上にジグルバルブが来ることが多いのですが車種によっては違う場合もあるので注意が必要です。
新品のサーモスタットに交換し、逆の手順で組み上げていきます。
組付けも問題なく進み、LLCを注入しエア抜きをします。
エア抜きの際は診断機を繋ぎ水温をモニタリングしながら行います。
この時点で確信に変わったのですが、やはりサーモスタットに不具合が出ていたようです。
水温の上がり方が交換前と全然違います。
水温が上昇していき88℃になるとサーモスタットが開きLLCが豪快に循環を始めます。
96℃あたりで電動ファンが作動したのを確認してエア抜きは完了です。
結果として今回は故障は故障でもなかなか気付きにくい故障でした。明らかな不具合が出ていなかったのでおそらく同じような故障だと多くの方は気付かないかもしれません。
今回は自社代車の修理ですので実際には部品代だけしか費用は発生していませんが、ホームページを見ていただいた方が参考になるように通常料金を出してみました。
今回の費用詳細
部品代 :4,580円(サーモスタット、LLC 3ℓ)
作業工賃 :7,150円
消費税:1,173円
合計 : 12,903円
車種によって価格は変わってきますがご参考にしていただければと思います。
持込みパーツ取付けも歓迎しております。お気軽にご相談ください。
【DIYでやる方へのワンポイント】
今回の車種とは違うのですがスズキのアルト(HA24S)だったと思うのですが、電動ファンが回り出すのが100℃設定の車があります。
このタイプの車種を写真のようにファンネル使ってエア抜きすると、LLCが沸騰してしまいボコボコと熱湯になったLLCが吹き出すことがありますのでご注意を!
ラジエターキャップを閉めていれば圧力がかかるので100℃を超えても沸騰しないのですが、エア抜きでキャップを開けてる場合は大気圧となり100℃で沸騰してしまいます。
実は、店主はこれに気付かず一度やらかしているので、それ以来ビビッて診断機で水温をモニタリングしておりますw
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※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。
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