長南町にお住まいのF様よりeKワゴンのご入庫です。工場のご近所様で以前よりごひいきにしていただいてるお客様です。
前回、エアコンの冷えがいまいちとの事でエアコンガスの入れ替えで様子を見ていた車両です。>>前回の作業記事はこちら
前回の作業時にコンプレッサーやコンデンサー等のエアコンサイクルのリフレッシュのご提案をさせていただいておりました。
しばらく様子を見ていたのですが、なんとマグネットクラッチに不具合が発生し乗り始めてしばらくするとエアコンが全く効かない状態に…
今年の酷暑にこれは死ねます。
お客様と色々相談した結果、思い切ってかねてより提案していたエアコンサイクルのリフレッシュを実施することになりました。
「なるべく費用は控えめで。」とのご要望も踏まえて、当社でおススメのものに交換させていただきました。
いつもご相談ありがとうございます。
今回の交換部品は
・コンプレッサー(リビルト)
・コンデンサー リキッドタンク付き(社外新品)
・エキスパンションバルブ(純正部品)
上記の交換部品に加えて、配管、エバポレーターの洗浄でエアコンサイクルのリフレッシュをします。
【DIYのワンポイントアドバイス】
今回のようにリビルトや社外品を使用する場合、某オークションや〇天などでとっても安いものがあったりします。
私個人的にはあまりおススメしません。お値段以上ニ〇リみたいなことはありません。
当社ではお付き合いのある部品商を通しての購入です。
ネット購入に比べれば割高ですが、部品商のふるいがかかってる分信頼性が違います。
格安品に手を出す場合は“それなり”ということをお忘れなく!
交換に関しては単純に付け替え作業となるのでサクッと古いものを取り外し交換していきます。
今回はコンプレッサー内部の損傷はなかった為、スラッジがサイクル内に回ってなかったのでホッとしました。
せっかくバラバラですので配管、エバポレーター内部も徹底洗浄します。
サイクルに使われているOリングもすべて交換します。
サイクル内部の洗浄後に新しい部品を組付けし、真空引きをします。そして真空状態を保持出来るか数十分放置して確認。問題がなかったのでガスチャージとなります。
冷媒ガスの量を確認し重量を計測しながらチャージしていきます。
その際に、室内のエアコン吹き出し口とエバポレーターの戻り管の温度も計測しながらの作業となります。
重量が基本なのですが、個体差を考えてその他の要素も複合的に判断していきます。
低圧ガス圧、高圧ガス圧、冷媒重量、吹き出し口温度、戻り管温度で判断していきます。
総合判断でOKとなったらバンパー等の外した部品を取付けし、走行テストをして作業完了です。
今回の費用詳細
部品代 :43,960円
作業工賃 :24,222円
消費税:6,818円
合計 : 75,000円
リビルト品、社外品、純正部品を適材適所で取り入れご要望に合わせて対応いたします。
今回は使用していませんが中古部品という選択もご要望によっては取り入れていきます。
小回りが利き、柔軟に対応できるのが当社のウリだと考えます。
ご用命ありがとうございます。またいつでもご相談ください。
今回の記事でリビルトや社外品に触れたのでちょっとしたこぼれ話
今回の作業車両とは関係ございませんw
当社は取引き部品商に日産部品さんがあります。
この日産部品は“PITWORK”という自社ブランドで日産以外の他メーカーの消耗部品などを設定しています。
PITWORKは、純正部品と変わらない高い品質を確保しながら、日産車以外にも幅広く適用可能な汎用性を備えた補修部品のブランドです。
当社では多用させていただいてるのですが、先日ある車のエアエレメントを交換した時にふとあることに気付きました。
純正のエレメントより蛇腹の折り返しの数が多く、明らかにフィルター部分の表面積が大きいではありませんか。
「これって純正よりPITWORKの方がよくね⁉」と独り言が出てしまう店主なのでした。
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