長生村にお住まいのI様よりムーヴのご入庫です。
こちらのお車は、たまたま諸事情で車を借りた息子さんが異常に気付きました。
今年の酷暑にエアコンが故障したままで過ごそうとした親御さんを心配し、早急に修理をしてほしいとのご依頼です。なんといい息子さん!自分も見習わなければ(;^_^A
さっそく現状を確認してみると、エアコン以外にも不具合の出ている所がいくつか見つかりました。
一度に全てを修理すると高額になってしまうため、お客様とご相談し優先順位を付けて早急に修理が必要な個所から修理という結論になりました。
いつもご相談ありがとうございます。
車両を診断してみると、ご相談のきっかけになったエアコン以外にも、
・ロアアームボールジョイントのガタ
・ドライブシャフトからの異音
・タペットカバー、オイルエレメントブロックからのオイル漏れ
上記の不具合も発見されました。
今回は色々相談した結果、まずはエアコン修理とロアアームの交換で、他はまた時期をずらして修理することとなりました。家計のキャッシュフローを悪化させないことも大切なことです。
さて、ロアアームですが、外して付けるだけですので特に問題なく作業完了。
外したものはボールジョイント部分を手で動かしてもカタカタとガタが確認できるほどになっていました。
【店主のこぼれ話】
このボールジョイント部分、甘く見てると抜けることもあるので要注意です。
以前、店主の自宅近所の段差のある踏切でこの部分がすっぽ抜けて足回りゴッソリ取れかかって立ち往生している車に遭遇したことがあります。
幸いにも車を停めて助けに加わってくれた方が多く大事には至りませんでしたが、一歩間違えば大事故につながる故障です。気を付けましょう。
車を端に動かした後にオーナーさんに聞いたところ
「数日前からゴトゴト異音がしてた。近々点検に出す予定だった。」との事でした。
車の異音には気を付けましょう!
まずは診断したした時点で、エアコンスイッチを入れてブロアファンは回るものの、コンプレッサーはウンともスンともありません。
エンジンルームに回りコンプレッサーのマグネットクラッチの配線を確認していると、クラッチがオンに!
「これはもしや接触不良でクラッチ入らなかっただけ?」と期待をしながら車内へ戻り吹き出し口に手を当ててみると…
まったく冷たくありませんw
世の中そんなに甘くないようです(;^_^A
「クラッチ入るんだからガスは入ってるよな~」なんて考えながらマニーホールドゲージを繋ぎ、エンジン始動、エアコンスイッチON!
高圧も低圧も同じ圧力を指したまま微動だにしません。
コンプレッサー死亡です。
こうなってしまうと最悪の場合、コンプレッサー内部が破損して、その破片やスラッジがエアコンサイクル全体に回ってしまっている最悪の状況も考えられます。
この車両の場合は高圧側の配管を外してみたところ、そこまで内部破損によるスラッジは確認できなかったので、コンプレッサー、コンデンサー、エキスパンションバルブを交換、
配管、エバポレーターは洗浄で修理することとしました。
今回、オイル漏れの修理はまた次回でという話だったのですが、エアコン修理でコンプレッサーを取り外したところオイルエレメントブロックに非常にアクセスが良かった為、この部分の修理は同時に行ってしまいました。タペットカバーパッキンは次回車検時に修理ということに。
そしてメインのエアコンですが、部品交換、洗浄後に組み上げて規定量の冷媒ガスを充填し作業完了です。
吹き出し口の温度は7.4℃!外気温が35度近い中、バリバリに冷えるようになりました。
今回の費用詳細
部品代 :51,600円
作業工賃 :32,491円
消費税:8,409円
合計 : 92,500円
コンプレッサーはリビルト品
コンデンサー、ロアアームは社外品
エキスパンションバルブは純正品 で対応させていただきました。
ご予算、ご要望に合わせて対応させていただきました。
ご用命ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
またいつでもご相談ください。
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